国家知的財産権局が3月30日に明らかにしたところによると、中国の知的財産権人材チームが近年急速に拡大し、規模がすでに69万人にのぼっている。国家経済職階シリーズに知的財産権専攻が追加され、全国の50を超える大学で知的財産権学院が設立され、知的財産権事業の発展に力強い人材サポートを提供している。国家知的財産権局の関係責任者によると、2025年に全国の知的財産権人材を100万人超にすることを目標としているという。国家知的財産権局人事司の一級巡視員である豊兆龍氏によると、国家知的財産権局は21年、「知的財産権人材第14次五カ年計画」を制定・通達した。その中で、「4+1」の知的財産権人材体制を構築し、知的財産権の保護、運用、公共サービス、国際化の4つの重点人材チームと、審査・登録の1つの基礎人材チームの建設を重点的に推進し、知的財産権人材チェーンに知的財産権活動の全チェーンをカバーすることになる。さらに知的財産権専門学位の設置を加速的に推進し、知的財産権職階制度の改革や、重点エリアでの高水準知的財産権人材中心地の建設などを推進し、知的財産権強国建設のハイレベル人材に対する需要を満たすと打ち出した。新版の国家職業大典は2015年、知的財産権専門人材のカテゴリーを新設した。これは知的財産権関連の職業的地位が、国レベルで正式に確立されたことを示している。人的資源・社会保障部(省)は2019年6月に「経済専門者職階制度改革の深化に関する指導意見」を通達し、「発展の勢いがあり、評価の需要が旺盛な知的財産権などの分野で、新たな専攻を増設する」ことを明確に打ち出した。知的財産権専攻は2020年に、正式に経済専門技術資格試験科目に組み入れられた。豊氏は、「知的財産権人材チームはよりプロフェッショナルで専門的な方向に発展する。第14次五カ年計画最終年(2025年)に、全国の中級以上の知的財産権専門家の数が2万人に達する見通しだ」と述べた。